こんにちは!当ブログ管理人のあおぺん(@blue_penguin01)です。
前回の「期間工FIRE入門」シリーズではFIREに向けた目標金額の算出を行いました。
今回はその目標金額を達成するための具体的なステップに移ります。
当ブログ最大の特徴である「期間工を手段としてFIREを目指す」点について、なぜ期間工がFIRE達成のために効率よく資産形成できるのかをご紹介します。
この記事でのねらい
- 支出を減らそう!
- 収入を上げよう!
- 投資によって資産を増やそう!
収入を最大化する
Fat FIRE~Lean FIREまでFIREに必要な金額には個人差が有れど、ある程度まとまった資産が必要なことに変わりはありません。
資産を作り上げるために最も手っ取り早いのは収入を高い水準に引き上げることです。
サラリーマンはコスパが悪い
普通に正社員として働いていると、給料を上げるのは簡単ではないことが分かります。
目標・予算の達成のために毎日残業し、上司の機嫌を取る。
仕事以外の時間もスキルアップの自己研鑽を怠らない。
そういった不断の努力の末、やっと昇給できるかどうか。
もし給料アップや管理職昇進を達成できたとしても、給料の上げ幅の割に仕事量は増大。
責任は増してワークライフバランスは破壊される一方です。

期間工は効率よく稼げる

一方で期間工は非正規雇用ではありますが、未経験・無資格でも大卒レベルの年収がゲットできてしまいます。
企業や残業の程度にも左右されますが、400万円~最大550万円近くの年収が高卒レベルの仕事内容で見込めるのは期間工の特徴のひとつです。
期間工を雇用する企業はトヨタをはじめとする日本の一流企業ばかりです。
だから福利厚生はモチロン、勤怠管理も非常にしっかりしています。
中小企業などによくある「だらだら残業」やサービス残業も一切ありません。
仕事が終われば即退勤です。
そのため、帰宅したら自由な時間を確保しやすいのもメリットのひとつ。
副業を頑張るも良し、資格取得の勉強を頑張るのも良し。
期間工である程度まとまったお金が入るため、自分がやりたい仕事を自分のペースで進められます。
軌道に乗ればWワークで収入をさらに加速させることも可能に。

期間工は脳みそを使わない単純労働なので、脳疲労が無いのも良いですね。
仕事終わりは身体は疲れても脳は元気。
副業は頭脳労働の方が私は好みです。
支出を最小化する
収入を増やすのはもちろん重要なことですが、稼いだ分をすべて使ってしまっていては意味がありません。
たとえ年収1,000万円でも、身の丈に合っていない浪費で豪遊し貯金が出来なければFIREやセミリタイアは程遠いでしょう。
自分の生活の質を損なわない範囲で節約をすることはFIRE達成にとって非常に重要です。
昇給は課税対象、節約は非課税
先ほど述べた通り、会社員が昇給するのは決して簡単なことではありません。
そして、やっとのことで給料UPを達成したとしても、そのうちの15%以上は税金として消えてしまいます。
しかし、節約は頑張った分だけ自由なお金が増えていきます。
当然のことながら、浮いたお金に税金が掛かることはないので、効率よく資産を貯めることが出来ます。
期間工は家賃や生活費が最小限

期間工からFIREを目指すもう一つの利点が、「固定費がほとんど掛からないこと」。
普通のサラリーマンとして働いていた場合、家賃や水道・光熱費だけでも5万円以上固定費が発生することがほとんどです。
せっかく節約して生活を切り詰めても、出費における固定費の割合が大きすぎて満足のいくコストカットになりにくいです。
一方で期間工の場合、通常は会社が所有する寮で生活することになります。
寮費や水道・光熱費は無料or1万円以下の企業がほとんど。
節約を頑張るも何も、初めからコストが発生しないのです。
例え一般サラリーマンと同じ手取り額だったとしても、生活費がほぼゼロなので自由に使えるお金(=可処分所得)に大きな差が生まれますよね。
浮いた生活費数万円分をそのまま資産運用に回せるので、本気を出せば毎月20万円以上の貯蓄も可能です。

実際に私も毎月23万円ほどを投資信託の購入に充てています。
投資によって複利の力を活かす
収入の最大化&支出の最小化によって、手元に残るお金を出来るだけ多くした後は、投資によって資産の増加スピードを加速させることが大事です。
複利の力を活かせば、自分が仕事をしている時も寝ている時も、お金がお金を増やすシステムを作れます。
【r>gの法則】貧富の差は拡大し続けている
「この21世紀において、富裕層と貧困層の差は拡大し続けている」
このテーマについて、過去のデータから経験則的に証明した法則があります。
それがトマ・ピケティ氏による著書『21世紀の資本』に登場した「r>gの法則」です。
r=資本の平均年間収益率、g=経済の成長率としてあらわしたとき、19世紀までのほとんどの歴史でこの不等式が成立し、21世紀もそうなりそうである。
-と-経済成長率(g).png)
この赤と青の差がそのまま貧富の差を表している。
端的に言うと、「労働者が労働によってお金を稼ぐよりも、富裕層の資産が増加するスピードが速い」ということです。
「お金持ちはさらにお金持ちになり、我々労働者が働いて裕福になることは無い」とも言い換えられます。
この格差を是正するために富裕層に対する課税を強めようというのがピケティ氏の主張のひとつですが、あまり現実的ではありません。
そのため、脱却のためには「いかにして自分が富裕層側(=資産所得を得る側)に立つか」が重要となります。

自分の貯金を少しずつ株などの資産に変えていくことで資産が増えるスピードは加速します。
期間工の投資はインデックス投資が王道
投資には非常にたくさんの種類があります。
株式投資や債券のほか、不動産投資・投資信託・FXや仮想通貨etc…
どれも一長一短の特徴があります。
その中でも期間工の投資は投資信託によるインデックス運用が最も効率が良いと考えています。
個別株やFXなどの方が利回りは高水準を狙えるのですが、勤務時間中に取引をすることが難しいので相場の急激な上下に即反応できません。
仮想通貨なども投機的側面が強いため、個人的にはおすすめはしていません。
市場平均適度のささやかなリターンですが、堅実さのあるインデックス投資が最も再現性とリスクレベルの低い資産運用だと私は考えています。
前回の記事で紹介した4%ルールの根拠であるトリニティスタディでは、S&P500へ連動するインデックスファンドが資産の大半を占めています。
そのため、eMaxis Slim米国株式(S&P500)のようなファンドへの積立てをしていくのが着実でしょう。

投資はあくまで資産を増やす手段に過ぎないです。
欲を出して自分流にするよりは、堅実に「急がば回れ」を重ねていく方が失敗が少ないかと。
まとめ
このように、FIRE達成を第一目標として掲げた場合、期間工ならかなり効率よく目標に近づくことが出来るとわかりました!
期間工は非正規雇用で安定しない、社会的地位に乏しい、個人のキャリア形成に不利、といったデメリット部分も確かに存在します。
これらは一般の社会人として生きていく上ではデメリットではありますが、FIRE目的であればデメリットになりにくいです。
当ブログでは、実際にこの記事の内容を実践しながらFIREを目指して活動を記録しています。
期間工のライフハック術やオススメの期間工案件などもご紹介中です。
これからも本気でFIREを目指す皆さんの参考になれば幸いです!
トマ・ピケティ(2014).21世紀の資本.みすず書房
池田信夫(2014)日本人のためのピケティ入門: 60分でわかる『21世紀の資本』のポイント.東洋経済新報社
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