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【トヨタ期間工】ぶっちゃけ体験談・感想ブログ【実際稼げるの?】

こんにちは!当ブログ管理人のあおぺん(@blue_penguin01)です。

今回は「ぶっちゃけ感想・体験談」ということで、トヨタ自動車の期間工として働いてみた実際の体験談を語っていこうと思います。

結論から言えば、トヨタは配属ガチャなどの運要素が強いですが、期間工のイロハを学べて初心者にはオススメのメーカーだと言えます。

仕事内容のほかにも、給料・寮環境や人間関係なども赤裸々に伝えていきます。
トヨタ期間工は稼げるのか?仕事内容はどんな感じなのか?
これからトヨタ期間工を目指す人の参考になれば幸いです!

この体験談はあくまで一個人の体験談です。
実例ではありますが、すべてに当てはまる内容ではありません。
残業の上下や配属先・担当作業によって傾向が異なることをご了承ください。

FIRE/セミリタイアを目指す現役期間工。
期間工生活2年8カ月で1000万円の資産形成しました!
期間工歴3年/現在2社目

あおぺんFIRE@期間工×投資をフォローする

トヨタ期間工ぶっちゃけ体験談の登場人物

あおぺん
あおぺん

今回の体験談:あおぺん(男性:20代後半)

  • 勤務期間:3か月満了(2021年夏~秋)
  • 配属先:田原工場
  • 担当作業:ボデー課組み立て

トヨタ期間工の給料は?どのくらい稼げるの?

最短の契約期間である3か月だけでしたが、手取りで828,161円の入金がありました。
私が在籍していた期間中は工場の稼働停止が数日あり、残業もほぼ0だったので、この83万円弱というのは、稼げなかったパターンのミニマムと考えてもよさそうです。
コロナの影響もあり、こればかりは運次第なので残念でしたね。

この中には入社祝い金10万円+満了金約11.5万円が含まれていますが、こういったボーナス的な金額が入ってくるのは非常に助かりますね。
稼げないとは言いつつも月平均の手取りに平均すると27.6万円になるので、私の過去の月収最高記録を余裕で突破しました(笑)

更に、寮費は無料・食費は給与天引きなので、この27.6万円から生活費はほとんど出ていきません。
正真正銘の自由に使えるお金です。
寮の家賃や水道・光熱費などは一切掛かりませんし、食費もおよそ2万円程度でしたが、社員証に決済機能が付いているのでキャッシュレスで食事ができます。
(食べ過ぎると手取りが減るので注意が必要です)

給料は残業時間の影響が大きいが、生活費が掛からないので自由に使えるお金が多い。

トヨタ期間工の配属先は?

https://www.t-kikan.jp/location.html

配属先は田原工場でした。
田原工場は愛知県の東三河、静岡寄りのエリアにあります。
とても僻地で「陸の孤島・田原刑務所」と揶揄されることもしばしば(笑)

私は実家が愛知県内で、上郷工場などは通勤圏内にありました。
家庭の事情もあり自宅通勤を希望していましたし、会社も寮費を負担しないで済むので希望は通るだろうとタカをくくっていました。

しかし実際は同期約50名のうち9割が田原工場に配属。
ちょうど田原工場で人員が不足していた時期だったようです。

トヨタの中で最大のハズレ工場と言われる田原工場をいきなり引いてしまった時点でだいぶショックでしたね(笑)

自宅が工場から近いからといって、自宅通勤の希望が通るとは限らない。

トヨタ期間工の仕事内容・残業は?

どんな作業を担当していましたか?

私が担当していたのは、ボデー課で車体パーツを順立て・溶接などを行う工程でした。

作業の流れとしては、以下の流れの繰り返しでした。

  1. 生産指示を見て使う部品を選ぶ
  2. 部品置き場から部品を取りに行く
  3. 部品を溶接ロボットにセットしてボタンを押す
  4. ロボットの動きが止まったらボタンを押して完了
  5. 1に戻る

最初のうちこそ部品を持つ手が痛かったり、1日3万歩近く歩いていたので足がメチャメチャ痛かったりしました。
でも作業に慣れてきたりインソールを変えるなどの工夫をしてからはだいぶ楽になりました。

慣れてきたらあとは思考停止の作業ゲーなので、鼻歌を歌いながら気楽な作業でしたね。

期間工の仕事は慣れるまでが大変。でも慣れたらあとは思考停止で気楽な作業。

残業はどのくらいありましたか?

2021年夏はコロナ禍で部品が入荷しないのもあってほとんど残業はありませんでした。
多くても月間10時間以下といった印象。

残業はおろか工場自体が非稼働の時も多く、大半の正社員は有給を取っていました。
しかし入社したての新人期間工は有給付与まで6カ月掛かるので、休むと欠勤扱いです。

工場が動いていなくても出勤しなければいけない為、1日中清掃したり、剥げかけたペンキの塗りなおし作業をやっていました。

退屈でしたがライン作業よりも身体は楽なので私は嫌いじゃありませんでした。

あおぺん
あおぺん

本当にハズレなのは、有給の無い期間工の面倒を見る為に非稼働でも出勤する正社員かも(笑)

残業の多さは同じ会社でも配属工場や生産状況によりけり。運の要素が強め。

トヨタ期間工の寮環境は?

住めば都……なのか?

上述の通り、私が配属となった田原工場は「陸の孤島・田原刑務所」と言われています。
実際、私が入った寮は最寄駅から徒歩1時間、コンビニまで徒歩20分。
最寄駅から都市部(豊橋駅)まで電車で40分。

「陸の孤島」の名前に恥じないド田舎でした(笑)

あおぺん
あおぺん

逆に言えば周囲に何も無いから稼ぐためには絶好の環境かも?

加えて寮は6畳一間、風呂トイレ共有で決してキレイではありません。
毎週ゴキブリとエンカウントしたりしてました。

社員寮には期間工のほかにも独身社員なども生活しています。
もちろん「民度」は高くはありません。

  • 翌日が早番で4時半起きなのに、遅番が仕事終わりに部屋で騒いでるのでうるさくて寝れない。
  • 数限りある洗濯機を放置しているのでいつまで経っても自分の洗濯ができない。
  • 皆が使う浴槽の中で、乳首の毛をピンセットで抜いては放流する人がいる。

不愉快なことは多くありましたが、こんな感じです。

あおぺん
あおぺん

寮生活の民度や環境が悪いのはトヨタに限らず期間工全体に言えること。
どうしても我慢できなければ個別アパートに入れる派遣工を選んだ方が良いかもしれません。

配属工場によって住む寮の当たり外れが大きい。どうしても共同生活が嫌なら派遣工を推奨。

トヨタ期間工の人間関係は?

人間関係は控えめに言って「神」と言って差し支えありませんでした。
「痛いところは無いか?」「やりにくかったら何でも言ってね」
と先輩社員や職制上司はいつも気にかけてくれました。

同僚も下ネタや下品な話題は多いものの、とても楽しく仕事が出来ました。
同期とはよく一緒にご飯に行ったりゲームをしたり。
退職した今でもたまに会って近況報告しています。

正直、配属された職場の人間関係が良過ぎて、気を抜いたらここで正社員を目指してしまいそうでした(笑) 
実際、自分が辞めた後に同期は無事正社員試験に合格しましたし。

トヨタでは「社員は期間工を叱ってはいけない」という教育をされるそうです。
叱ると委縮してしまい、ミスを隠ぺいする癖がついてしまうから。
ミスを報告しても「教えてくれてありがとう」と返すのが基本ルール。

トヨタが日本で一番大きな企業であることの片鱗を感じさせられました。

社員教育が徹底されているため、仕事で理不尽なことなどは無かった。

【まとめ】ぶっちゃけ、トヨタの期間工ってどう?

デメリット:ガチャ要素が多い

トヨタに限らずですが、期間工は「ガチャ要素」が多いです。
その中でもトヨタはガチャ要素に当たりはずれの差が大きいと感じました。

私の場合は以下のような感じです。

  • 配属工場:★☆☆☆☆(「陸の孤島・田原刑務所」)
  • 配属部署:★★★☆☆(激務ではない適度な負荷)
  • 配属寮:★☆☆☆☆(低い民度と汚部屋)
  • 人間関係:★★★★★(明るい職場、丁寧な教育)
  • 残業:★☆☆☆☆(残業ほぼ無し、コロナ禍で非稼働あり)

同じトヨタでも「アリビオ」「レジデンス」といった寮はマンションのような個室が与えられるので、寮生活でも格差が激しいです。

また、仕事内容も人によっては激務の完成車ラインだったり、比較的楽な物流系だったりします。
残業も会社の状況によりけり。

自分の希望が100%通ることはまずあり得ないので、どこかで妥協点を見出す必要があります。
後述しますが、幸いにしてトヨタは満了金のスペックが高いので、給料と環境の天秤にかけましょう。

期間工初心者が製造業に慣れるための基礎を学べる

トヨタの期間工は入社の前に4日間の全体研修があります。
そこでは工場での安全な働き方やケガをしない身体の動かし方、交通安全などの教育が徹底されます。

人によっては退屈な座学、面倒くさいと感じる人もいるかもしれません。
しかし、すべては安全のためであり、働くその人自身のためでもあります。

期間工は未経験者でも入社しやすいですが、未経験者こそ災害に巻き込まれたりケガをしやすいです。
そういった製造業初心者にとって、トヨタの教育は「工場のイロハ」を学べる環境だと思います。

あおぺん
あおぺん

トヨタ水準の安全意識を持っていれば、他の会社に移った時も必ずそれが活きてきます。

期間工・製造業の基礎を身に付けるならトヨタは最適。

満了金は最強クラス

たとえ工場が非稼働だったり、残業が全然見込めなかったりしても、ちゃんと勤務していれば満了金は確実に支給されます。

特にトヨタの場合、3年間フル契約で勤務すると合計で300万円以上がボーナスとして支給されることが確定します。

長期間働けば働くほど満了金は比例して増えていくので、長く働いた者勝ちです。
私の場合、残念ながら3か月で満了してしまったので10万円程度しかゲットできませんでした。

トヨタで初めての期間工を経験し、3年フルで働けば数百万円の貯金も可能です。
その貯金をもって次のステージへ旅立つのも良いでしょう。

またトヨタで3年間の経験は、他のメーカーや製造業でも十分戦える「製造業の基礎」が身に付きます。

どちらにせよ、トヨタでの3年間は金銭的にも経験的にも大きな糧になることは間違いありません。
トヨタ期間工へ応募することを検討するあなたが、新たな一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

→トヨタ自動車期間工の詳細ページへ

この体験談はあくまで一個人の体験談です。
実例ではありますが、すべてに当てはまる内容ではありません。
残業の上下や配属先・担当作業によって傾向が異なることをご了承ください。

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