残業ゼロで全然稼げない。。
求人情報で読んだ話と違うんですケド!?
期間工体験談の過信は禁物。
残業代に左右されない稼ぎ方が大事です。
こんにちは!当ブログ管理人のあおぺん(@blue_penguin01)です。
期間工に入社して「よし、これからガンガン稼いでやるぞ!」と息を巻いている方に警告です。
今月のお給料!
総支給:27.0万
手取り:21.9万
残業:0.75H日勤のみ・残業ゼロ。
期間工の給料の下限です。
近いうちにブログ記事にします👍— あおぺん🐧FIRE@期間工×投資 (@blue_penguin01) April 13, 2023
上記ツイートは日勤のみの期間工である私が残業が激減してしまった時の給料ツイートです。
昨年までは月30時間近くの残業があったのに、残業はゼロに。
稼ぐにはなかなか厳しい状況になってしまいました。
今回は、期間工として配属された部署が残業ゼロだった時の対処法について。
そして残業時間の長さに左右されない稼ぎ方についてご紹介していきます。
残業時間が月30H→ゼロに激減しました
当ブログを運営しているあおぺんは、2023年現在豊田自動織機にて期間工をしています。
入社から1年半の間、毎月の残業時間は平均して30時間ほどとなっていました。
それが、「とある理由」をきっかけに残業時間が一気にゼロに。
残業が無くなったことで給料も下がり、変化後は以下のような状況になっています。
2022年の月給 | 現在の月給 | |
---|---|---|
総支給額 | 32万円 | 27万円 |
手取り | 26万円 | 22万円 |
残業時間 | 約30時間 | 0時間 |
幸いにして、豊田自動織機には「習熟手当」というものがあります。
6か月間の初回契約を満了した後は毎月2.5万円が支給されるので、そこでカバーができるんですね。
もし習熟手当が無ければ手取りの収入は月20万円を切っていたでしょう。
私が勤務している工場は夜勤が無く日勤のみなので、交代手当などが無いのも痛手ですね。
日勤のみの期間工は自由な時間が多いのがメリットですが、「稼ぎにくい」というデメリットが如実に現れました。
なぜ残業が激減してしまったのか?
なぜ好調だった残業が一気に激減してしまったのか?
その最大の理由がこちら、「国内販売向けフォークリフトのエンジン不正」です。
こちらのプレスリリースによると出荷停止したフォークリフトは国内出荷全体の36.7%にもなります。
幸いにして海外向けのフォークリフト生産は継続できているのですが、大きな痛手には変わりありません。
この影響によって残業がゼロになったのはもちろん、職場での実際の生産業務も大きく変更が余儀なくされました。
従来から生産車種の比率が激変したため、担当作業の変更などもありましたね。
なかには「完全に新しい作業の覚え直し」なんて人もいそうです。
今後の生産計画や残業はどうなるの?
今後の生産計画は大きく見直しが入ることになると思いますが、現場の一介の期間工レベルでは一切情報が入らないため、「見通し不行き届き」な現状です。
残業が復活するのは半年後か1年後か、それとも更に先なのか?
エンジン認証の再取得のためにどれほど時間が掛かるのかは全く分からず、現場の社員たちも対応に苦戦しています。
期間工ブログの体験談は過信しないように注意!
期間工が稼げるかどうかは残業次第
先ほどお見せした22年と23年の残業の差による給料比較のように、期間工が稼げるかは残業の多さによって決まります。
2022年の月給 | 現在の月給 | |
---|---|---|
総支給額 | 32万円 | 27万円 |
手取り | 26万円 | 22万円 |
残業時間 | 約30時間 | 0時間 |
例えば残業が多いことで有名なデンソーは毎日の残業が2Hオーバーが普通です。
夜勤手当もしっかり一晩中適応されるので、総支給で月間42万円クラスにもなります。
夜勤×残業のパワーはハンパじゃないってことですね。
残業の有無は入社前には分からない
しかし、自分が残業の多い工場・部署に配属されるかは全くのランダムです。
残業の多い部署を希望していても、たまたま採用時に別の工場で欠員があれば希望は通りません。
配属ガチャに加えて、残業の多さは様々な外的要因によって左右されます。
具体的にはコロナ関連の部品不足、為替変動による海外オーダーの状況、そのほか担当ラインの設備異常など突発的な要因も残業に影響を与えます。
ましてや今回のような会社の不正による出荷停止なんて、予見しようがありませんよね。
当ブログをはじめとする期間工ブログでは、基本的に実際の体験談をもとに紹介しています。
ですがそれはあくまで一個人のサンプルに過ぎません。
「○○ブログで△△メーカーが残業が多いって聞いたからここに決めた!」
でも良いですが、様々な外的要因・配属ガチャによって稼げない可能性があることは覚悟しておきましょう。
個人的には残業・休日出勤の可能性を一切排除した、「最低金額」を事前に算出しておいた方が安心です。
残業が無くて稼げなくても契約をするべき人は?
今回の私のように残業がゼロになってしまった場合、「お金稼ぎ」という目的で契約更新を続けていくのはメリットが無いと言わざるを得ません。
豊田自動織機は半年に1回の満了金が18.2万円となっており、トヨタやデンソーなどに比べるとかなり低水準なんですね。
だから、入社祝い金を全額回収した後は「契約を更新する旨み」があまりありません。
契約期間 | 豊田自動織機の満了金 | トヨタの満了金 |
---|---|---|
3か月満了 | 無し | 122,000円 |
6か月満了 | 169,800円 | 390,400円 |
12か月満了 | 182,000円 | 488,000円 |
18か月満了 | 182,000円 | 512,400円 |
24か月満了 | 182,000円 | 536,800円 |
30か月満了 | 182,000円 | 561,200円 |
35か月満了 | 182,000円 | 576,000円 |
しかし、だからといって「さっさと次の会社へ移るのが正解」かといえばそれも違います。
長期目線で考えて継続の価値はあると考えています。
残業が無くて稼げなくても契約更新するべきなのはどんな人なのでしょうか?
正社員希望の人(リスクあり)
「この会社で正社員になるために期間工になったんだ!」って人は契約更新もモチロン正解です。
残業が無い分、仕事に対してじっくりと取り組むことができます。
本来の生産業務だけでなく、職場の改善提案も本格的に練り上げることが可能です。
職場の先輩に指導してもらいながら改善を作り上げれば上級提案として数千円の報奨金が出るほか、部長クラスの社員の目にも留まるのでアピールするには絶好のチャンスです。
自宅に帰ったら正社員登用に有利な資格の勉強をするのもいいですね!
フォークリフト免許やガス溶接の資格のほか、QC検定なども有利に働きそうです。
「非稼働だからこそ時間の有効活用をして自己啓発に努めました!」
って面接で言えれば、他の候補者との差別化としても強力だと思います。
一方で、「残業が無い=仕事が無い」ので正社員採用の枠を絞る可能性があるのは要注意です。
実際にトヨタでは2019年度に305名の採用実績がありましたが、コロナ禍の2020年度は192名と減少しています。
正社員登用を目指すなら、狭き門をくぐり抜けるホンキ度合いを見せつけるつもりで頑張りましょう!
期間工ループを続けたい人
「これからも期間工ループを続けるよ」って人は簡単に辞めるのはおすすめしません。
なぜならスグに会社を変える期間工は「祝い金ハンター」とみなされて面接時に警戒されるかもしれないからです。
期間工は正社員ではないので、気軽に職場を変えれるフットワークの軽さがメリットのひとつではありますよね。
仕事が合わない・人間関係・給料の低さetcの理由でサラッと次の企業へ移れるので気が楽です。
でも企業目線で考えた時、そういった人はあまり欲しくはありません。
せっかく高額の祝い金を支給し、寮を手配し備品を与える。
恐らく1人の期間工を新規で雇い入れるのに数百万円単位のコストが掛かっているはず。
「今までも転々としてるようだし、どうせ今回もすぐ辞めるんだろ?」
こんな風に思われてしまいます。
これからも期間工を続けるのであれば、最低でも1社あたり1年くらいは継続していきたいですね。
稼げないとわかってもしばらくは続けていた方が安パイかと。
副業などで別の収入の柱がある人
残業が無いということは、裏を返せば自分の時間が増えるということ。
今まで以上に趣味や副業へリソースを割くことができます。
仕事が定時で終われば自宅や寮に帰って好きなことを好きなだけできます。
この時間を使って副業をするのはめちゃめちゃコスパが良いです。
期間工として最低限のお金は稼げます。
生活費は寮も水光熱費もゼロなのでほぼありません。
その上で在宅でできる副業を軌道に乗せてしまえば、ぶっちゃけ最強と言って過言はありませんね。
もしもうまくいけばそのまま副業から本業にして期間工卒業なんてのもワンチャンス狙えちゃいます。
私もこれを良い機会だと捉えてブログをはじめとする副業に力を注ぎたいと思います。
対策:残業代に左右されない稼ぎ方
では、残業が少なくても期間工で稼ぎたい場合はどうしたらよいのか?
答えは「入社祝い金」「満了金」が多い会社を選ぶことです。
入社祝い金や満了金は期間工界隈特有の文化で、基本的には「無遅刻無欠勤で仕事を続ける」ことが支給条件です。
契約開始時の雇用契約書にもちゃんと記載されているので、残業の有無にかかわらず「もらいっぱぐれ」がありません。
自分がちゃんと皆勤で仕事をする限りは確実に支給されるのが強みなんですね。
入社祝い金・満了金のどちらも、募集する会社によって支給金額や支給条件などが大きく違います。
金額が高いところや低いところ、支給条件が緩いところや厳しいところもあるので、しっかり見比べて応募したいですね。
特に入社祝い金は同じ会社でも時期によって上下があるので、高額支給のタイミングでは応募が殺到することも。
こちらの記事で最新の支給金額は毎月更新しているので要チェックです。
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