『入社祝い金150万円!時給2,100円!』だって!?
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こんにちは!当ブログ管理人のあおぺん(@blue_penguin01)です。
派遣工案件の中には時給が2,000円を超えるような高時給のものも多数あります。
そのうえ入社祝い金が100万円オーバーなんてのもザラです。
しかし、額面上のスペックだけに釣られて入社してみると細かい規定や条件に気づくことも。
入社してから「思ってたのと違った!全然稼げんやん!」なんてことにならないように、応募前段階で聞いておくことをまとめてみました。
具体的には以下のポイントは事前にちゃんとチェックしておきましょう。
- 寮費は永年無料か?
- 掲載時給は基本時給か?手当込みの実質時給じゃないか?
- 祝い金の支給条件と詳細
- 寮は集合寮じゃないか?工場までの通勤方法も要チェック
- 入社して実際に働くまでのスケジュール
今回は、このような「派遣工に応募する前にあらかじめ確認すること5点」を解説していきます。
派遣工への応募前に確認しておきたい5つのポイント
寮費は永年無料か?
期間工の寮費は永年無料の場合が圧倒的に多いですが、派遣工はそうではありません。
最初の6カ月だけ無料で、その後は2-4万円の負担があったりします。
または寮費4万円を支給しつつ同額を控除する=年収が50万近く上がるので保険料が増える。
結果的に手取りが年間15万円ほど下がるなんてことも。
また水光熱費は自己負担が多く、家具家電はリース代として数千円の徴収が発生する場合があります。
このように、家賃や寮費は無料と言いつつ期間や条件が限定していることがしばしば。
本当にずっと無料なのかはちゃんと確認しないと後から「思ったより稼げないやん」なんてことになってしまいます。
個人的には水光熱費・家具家電リース程度は許容範囲ですが、無料期限付きの案件は避けたいですね。
掲載時給は基本時給か?手当込みの実質時給じゃないか?
上記の寮費問題に関連して、掲載されている時給も実際とは異なる場合があります。
なぜなら寮費や祝い金として支給する手当分を時給換算に加えているパターンが見られるからです。
例えば表記上は「実質時給2,100円」の記載された求人があったとします。
よく見ると「最初の6か月間は寮費が無料(半年以降は40,000円/月)」との表記が。
この時、これが時給に組み込まれているので「1時間当たり250円の時給アップと同じですよ~」っていうのが「”実質”時給」の怖いところ。
結局働きだしたら記載された時給より低い単価で働く羽目になります。
よくよく計算したら、直採用の期間工と時給が大差ないこともしばしば。
時給はちゃんと掲載通りで間違いないかは要チェックですね。
祝い金の支給条件と詳細
期間工と派遣工では入社祝い金の支給条件や金額に大きな差があります。
なぜなら、期間工は最初の3-6カ月で全額支給されるのが基本ですが、派遣工は最長2年などの長期で働いてやっと回収できるパターンが多いからです。
たとえばよくある期間工と派遣工の比較に以下のようなものがあります。
期間工 | 派遣工 | |
---|---|---|
祝い金の支給総額 | 50万円 | 100万円 |
満了金 | 別途支給アリ | ナシ |
支給タイミング | 入社1か月後から毎月10万円ずつ | 入社直後:10万円 1か月後:10万円 3か月後:10万円 6カ月後:20万円 12か月後:20万円 24か月後:30万円 |
全額回収するまでに | 6カ月 | 24カ月 |
このように、期間工なら半年で50万円だったところが、派遣工では2年働かないと全額ゲットできないことも。
そのうえ期間工には満了金として半年ごとのボーナスがありますが、派遣工には無い可能性が高いです。
見かけ上の金額に騙されずに、「期間工の祝い金+満了金」VS.「派遣工の祝い金」で総額と回収時期を天秤に掛けたいですね。
そのほかにも、半年間の寮費無料を祝い金に含めている場合もあります。
100万円を超えるような祝い金はその可能性が高いので要注意!
寮は集合寮じゃないか?工場までの通勤方法も要チェック
派遣工のメリットの一つとして、期間工のような集合寮に入らずに個室アパートに住むことが出来る点があげられます。
レオパレスのような個室に住めるのは魅力のひとつですが、案件や派遣会社によっては直採用の期間工と同じ集合寮に入るパターンもあります。
だから具体的にどのようなところに住むのかは前もって確認しておいた方が吉。
また自分で工場まで出勤するのか、派遣会社の送迎バスがあるのか通勤方法もあわせてチェックしておきましょう。
入社して実際に働くまでのスケジュール
期間工はメーカー直採用なので入社と同時に入寮し、仕事もすぐに受け入れ教育が始まります。
しかし派遣工の場合は入寮から実際に働くまでに待期期間が発生することもあります。
なぜなら、派遣先工場でまだ受け入れ準備が出来ていなかったり、派遣人数が多すぎて順番待ち状態になっているからです。
この場合、派遣会社に所属しているけど働いていない待機状態になってしまいます。
会社によっては待期期間の賃金がガクッと下がったり、家賃負担などが発生する可能性もあります。
だから、事前に待機期間の有無・待機中の賃金扱いについては確認しておきたいですね。
【まとめ】派遣工に応募する前にはしっかり比較検討を!
いかがだったでしょうか?
期間工に比べて派遣工の募集要項はとても細かく、パッと見では好待遇なのかそうではないのか分かりづらい案件が多いですよね。
- 寮費は永年無料か?
- 掲載時給は基本時給か?手当込みの実質時給じゃないか?
- 祝い金の支給条件と詳細
- 寮は集合寮じゃないか?工場までの通勤方法も要チェック
- 入社して実際に働くまでのスケジュール
だから入社祝い金や時給の高さに釣られて応募しないように、じっくりと比較や確認をするのが大切なんです。
ほかの派遣会社や直接雇用の期間工と比較したら、意外と別の案件の方が稼ぎやすいなんてこともしばしば。
たとえば下記の記事では、トヨタの期間工と派遣工でどちらが稼げるのか?
契約期間別に徹底比較しています。
一番手っ取り早いのが、派遣会社や紹介会社に問い合わせてみることです。
気になった案件は積極的に情報をゲットしに行き、安心して応募できるようにしましょう!
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