こんにちは!当ブログ管理人のあおぺん(@blue_penguin01)です。
正社員のお給料の中でも有無によって大きく年収に差が出るのがボーナスというもの。
ボーナスが支給される夏冬の喜びはまさに風物詩ですね。
ですが期間工には「ボーナス」という形では支給されず、正社員が受け取って喜んでいるのを、ただ指を咥えて見ているだけになります。
しかしご安心ください!
期間工にも「満了金・慰労金」という形でボーナスに近いものが支給されるんです!
今回は、そんな期間工のボーナスともいえる満了金を正社員のボーナスと徹底比較した記事となります。
よければ期間工に挑戦する際の参考にしてみてくださいね!
【比較①】支給額はどっちが大きい?
正社員のボーナスは、夏冬2回の合計でおよそ100万円程度が平均となるようです。
内訳としては、夏に47万円、冬に49万円、後述する決算賞与で5万円ほどが支給されるとか。
合計で100万円近くともなると流石に年収への影響は甚大ですね。
ですが中小企業の場合はこちらよりも大きく下がることが多く、業界や企業によってはそもそもボーナス制度自体が存在しないこともあります。
期間工の満了金も各社足並みを揃えている訳ではなく、それぞれの企業によって算出方法が異なっています。
また、期間工としての契約期間が長ければ長いほど支給額が高額になる傾向があります。
例えばトヨタの期間工の場合、1年目では40万円程度の満了金だったのが、最終的には60万近くまで上昇することになります。
最長2年11カ月の勤務で、合計の満了金は何と300万円以上に!
期間工でも正社員と遜色ないほどのボーナスが手に入ります。
契約期間 | 満了金支給額 |
---|---|
3か月満了 | 122,000円 |
6か月満了 | 390,400円 |
12か月満了 | 488,000円 |
18か月満了 | 512,400円 |
24か月満了 | 536,800円 |
30か月満了 | 561,200円 |
35か月満了 | 576,000円 |
このように長く働けば一般企業の正社員以上の金額で満了金が支給される期間工もあれば、どれだけ働いても一律で支給される期間工の案件もあります。
例えば私の場合も、半年間の契約でおよそ18万円前後の支給ですが、勤務期間で上下することはありません。
満了金の支給規定は、入社前の募集要項に必ず記載があるので事前に要チェックです!
安定感は正社員のボーナスのが上。しかしメーカーによってはそれを上回る満了金も。
【比較②】支給時期はいつ頃?
正社員の場合、ボーナスは大抵の場合夏冬の2回支給されます。
企業によっても異なりますが、夏は7月、冬は12月に支給されるパターンが多いですね。
一方で期間工の満了金は1年の中で決まった時期に支給されるわけではありません。
契約期間が終わった翌月に支給されるので、同じ期間工同士でも支給時期がばらけています。
例えば1-6月の6か月間契約で働いた場合、支給は翌7月となりますし、
7-9月の3か月間契約の場合は10月に支給されることになります。
期間工の満了金は契約期間が終了した翌月に支給される。
【比較③】支給されるための条件は?
正社員のボーナスには大別して①基本給連動型賞与、②業績連動型賞与、③決算賞与の3種類があります。
①基本給連動型賞与では、基本給を基準としてそこに1.5倍、2倍といった倍率を掛けて支給するスタイルです。
いわゆる「賞与○○か月分」って言い方をするやつですね。
②業績連動型賞与では、個人の成績や所属部門の売上によって支給額が上下します。
査定期間の間の頑張りが賞与に影響を与えるので個人のモチベーションアップに繋がります。
③決算賞与では、会社全体の決算の状況に応じて賞与を支給するタイプです。
上記2つの賞与と一緒に支給する企業もいます。
企業はこの3種類の中から1つまたは複数を選んで賞与として従業員へ支給しています。
一方期間工の場合は2パターンあり、名称は各企業によって異なっています。
※満了慰労金、満了報奨金、皆勤手当などと呼ばれる場合もあります。
1つ目のパターンでは、出勤1日ごとに数百円が支給されるパターン。
2つ目は特定以上の割合で出勤すると1月当たり1~数万円が支給されるパターン。
どちらも出勤することが条件となっています。
無遅刻無欠勤であれば必ず支給されるのが満了金の最も大きな特徴です。
一般の企業であれば会社の業績がマイナスに傾いたりするとボーナスが減額されたり、支給されなかったりすることがあります。
私が以前働いていた会社では、かつて業績が悪い時期に
「ボーナスは来期にジャンプします」と言われたことがあったそうです。
ジャンプした結果、どこにも着地せずに消えていったらしいですが……
また、個人の頑張りによって金額が左右されないというのも特徴です。
個人の努力がボーナスに影響を与えるということは、言い換えればボーナスを人質に努力を強いられるということです。
私も営業マン時代は昇給と賞与のために遅くまで残業し、売上のために身を削って頑張っていたころもありました。
しかしボーナスの支給額を見た時に「半年間の努力の結晶がこれっぽち?」と愕然としたことを今でも覚えています。
上司には「目標達成しないとボーナスカットだぞ」とよく脅されていましたが、頑張るコスパが悪すぎて全然モチベーションになりませんでした。
しかし期間工はそういった個人の頑張りは一切考慮されません。
頑張っても頑張らなくても貰える金額は一緒です。
上司にアピールもしなくてもいいし、自分から仕事を創出しなくてもとやかく言われません。
必要なのは「決められたことを決められた通りに守って安全に作業する」ことです。
私個人としては、このくらい割り切ってくれた方が楽ですね(笑)
期間工の満了金は特定の割合以上の出勤が条件。
【比較④】税金は徴収されるの?
正社員のボーナスからは所得税・社会保険料(健康保険料・雇用保険料・厚生年金保険料)が徴収されます。
昔はボーナスは非課税だった時代があるらしく、当時は額面満額貰えていたのだとか。
そんな時代があったなんて羨ましいですね!(笑)
一方の期間工の満了金も、税金はガッツリ持って行かれてしまいます。
正社員のボーナス同様に所得税+各種社会保険料が徴収されるため、額面丸々ゲットとはいきません。
こればかりはお上の政策に従うしかありませんね。
非課税だった頃のボーナスを体験してなくてむしろ良かったです(笑)
正社員のボーナス同様、期間工の満了金も税金が引かれる。
まとめ
さて、今回の正社員のボーナスと期間工の満了金比較、いかがだったでしょうか?
期間工は非正規雇用であるのにも関わらず、ボーナスの代わりとなる満了金の存在がとても心強いですよね!
しかも期間工を募集している企業は日本のトップクラスの大企業であることが多いため、支給額も一流企業の正社員に負けないくらいです。
しかし、期間工の年収を決定するのは満了金だけではありません。
日給の高さや残業時間、勤務形態による夜勤手当などのほか、初年度は入社祝い金なども大きく影響してきます。
「満了金の支給額が高いから」という理由一つで応募する企業を選択するのは良い選択とは言えません。
募集要項をしっかり読み、各社でいくらくらいの年収になるのかしっかりシミュレーションをした上で、トータルで検討しましょう!
各メーカーの基本給・入社祝い金・満了金などを完全比較したシミュレーションはこちらをご覧ください!
以上、「【徹底比較】正社員のボーナスVS.期間工の満了金」でした!
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